50Pフラットケーブル脱着時の注意
 

  弊社製品のデジタル入出力基板には、50極のフラットケーブル用コネクタを使用しています。 SATAなどシリアルインターフェイスが一般化して、多極コネクタの脱着に不慣れな方が増えたのでしょうか。コネクタからケーブルを抜くときに、コネクタを破損する例が多くなりました。

  破損する原因は、基板からケーブル側のコネクタを抜くときに、基板と平行に抜けばいいのですが、 片側だけが抜けて、もう一方ばピンが挟まった状態になっているのに、そのまま力をいれて引っ張るからと考えられます。この抜き方ですと、基板側にあるオスコネクタの、まだケーブル側に引っかかっているピンが折れ曲がり、 さらに、コネクタ端部のプラスチック製ガードが割れて破損するという結果になります。

  安全に抜く手順は次の通りです。

ケーブル 50F-300 の場合

  (1) ケーブルの下側に人差し指をいれて、できるだけコネクタに近い部分で、
      ケーブルの1番ピンから50番ピンの端まで平均的に力を入れます。

  (2) ケーブルがすこしでもコネクタから外れた瞬間に、いったん力を抜きます。

      ここまでで、ケーブルがコネクタから離れていればいいのですが、
      離れていない場合は、次の手順に進んでください。
      決して、このまま無理にケーブルを引っ張らないでください。

  (3) ケーブルが傾いている場合は、まだコネクタにかかっている側に
      かるく力を入れて、ケーブル側コネクタを基板と平行にします。

  (4) 平行になったところで、ケーブル側コネクタを基板から離します。

ロックレバー付ケーブル 50F-290L の場合

  (1) コネクタ端のロックレバー部分を、親指と人差し指で挟んで、
     レバーを押してロックを解除します。
  (2) そのまま平行に力を入れてコネクタを抜きます。
  (3) ケーブルがすこしでもコネクタから外れた瞬間に、いったん力を抜きます。
      ここまでで、ケーブルがコネクタから離れていればいいのですが、
      離れていない場合は、次の手順に進んでください。
      決して、このまま無理にケーブルを引っ張らないでください。
  (4) ロックが外れていない側の指にかるく力を入れて、ロックを解除し、
      ケーブル側コネクタを基板と平行にします。
  (5) 平行になったところで、ケーブル側コネクタを基板から離します。

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