親機をパソコンのUSBに接続し、子機の電源を入れるだけで、無線接続は自動で完了します。
アプリケーションプログラムからは、子機のAD変換器をUSBデバイスとして使用することができます。
文字列による容易な操作と、FPGAと直線性の優れたAD変換モジュールを使用した、正確かつ安定したAD変換制御が特長です。
ユーザサイドのプログラミングに役立つサンプル(ソース)プログラムも充実
2021年12月 旧シリーズ DACS-96KSBX-H4P/C2P からのバージョンアップにて、ユニット内部での校正機能を強化し、パソコン側の校正処理を不要としました。新旧いずれのユニットも、新版の計測ソフトで動作します。また、ユーザサイドで作成されたソフトは、変更なく新版のユニットでも動作します。
■アンプ機能
子機のAD変換前段には、チャンネルごとに絶縁アンプとプログラマブルゲインアンプをもうけています。
すべてのチャンネルを互いに絶縁していますので、ノイズの影響を少なくした計測が可能です。
アンプゲインは、
×1 (-10V~+10V) ×10 (-1V~+1V) ×100 (-0.1V~+0.1V) の三段階
各チャンネルごとに、パソコンソフトウェアから個別に設定できます。
■AD変換機能
16bit長のAD変換を、正確な間隔で繰返し連続して実行します。
サンプリング間隔の指定範囲 最小2ms~最大16秒
(注) 計測ソフトADG960の最小サンプリング間隔 4ms
サンプリング間隔はパソコンソフトウェアにて、1μs単位にて指定可能
最小2ms間隔までのサンプリングデータを、パソコンソフトウェアにて、
切れ目なく読取ることができます。(無線接続障害発生時は除く。)
■無線接続
使用無線モジュール Digi International Inc. Xbee S2C
2.4GHz帯 14チャンネルのうち1チャンネルを、親機が選択します。
日本国内の技術基準適合証明を取得した無線モジュールを使用していますので、免許申請の必要はありません。
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日本国内専用のため海外での使用はできません。 Only for the inside of Japan
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■接続距離
見通し範囲で最大500mです。
途中に建物など障害物のある場所では接続距離が短くなります。
建屋内ではコードレス電話機の使用範囲が目安です。
■通信速度
パソコンソフトからデジタル出力コマンドを発信して、子機からのデジタル入力レスポンスを受信し、
パソコンソフトにてデジタル入力データを読取るまでを1サイクルとすると、
最高で毎秒20回の繰返しにて実行することができます。
なお、AD変換の自動繰返し機能を使用すると、
最高で毎秒500回のサンプリング速度で連続したAD変換データを取得することが可能です。
■アナログ電圧入力
入力抵抗 3MΩ 以上 許容入力電圧範囲 -25V~+25V
チャンネル間絶縁抵抗 400MΩ 以上
コネクタ形状 BNC
■電源
・子機は付属ACアダプタから電源供給。
市販モバイルバッテリ使用可能
・子機電源電圧
4.8V~5.2V (H4K -> 600mA, C2K -> 350mA)
バッテリ駆動の電源電圧範囲 4.8V~5.8V
・親機はパソコンのUSBポートに接続。外部電源不要。
■寸法
・親機 DACS-96KHS ケース寸法 65×45×25mm(アンテナを除く)
・子機 DACS-9600N-H4K
ケース寸法 98×62×61mm(アンテナ/コネクタを除く)
・子機 DACS-9600N-C2K
ケース寸法 98×43×59mm(アンテナ/コネクタを除く)
■計測ソフトADG960 Windows版
購入後、このソフトをインストールすれば、すぐに計測作業を開始できます。
刻々の計測結果は、EXCELLで読取り可能なCSV形式のファイルに保存。
アンプゲイン、サンプリング間隔の設定、そのほか計測操作はマウスで簡単。
ユーザサイドにてソフトウェアを作成する必要はありません。
4ch版 波形モニタ画面
4ch版 XY表示画面
サンプルプログラム / デバイスドライバ / 計測ソフトは
ダウンロードのページへ
■文字列による容易な操作が特長です。
■AD変換テスト用Windows版サンプルプログラムを準備
FTDI社のUSB-ICを組込んでいる他社製品との同時使用について
■デバイスドライバ対応OS
Windows 11,10, 8(8.1), 7(64/32bit)
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データ送受信プログラミングは、DACSの全USBインターフェイス製品で
同じです。他製品のサンプルプログラム(VC, VB, C#)も参考になります。
■ラズベリーパイ (Raspberry Pi) での動作情報 詳細はこちら
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