親機をパソコンのUSBに接続し、子機の電源を入れるだけで、無線接続は自動で完了します。
アプリケーションプログラムからは、PWMパルス出力機能をもった子機を、USBデバイスとして使用することができます。
文字列による容易な操作と、FPGAを使用した正確かつ安定したパルス出力制御が特長です。
入力24bitは汎用デジタル入力として使用できます。また出力24bitのうちパルス出力に使用しない出力は、汎用デジタル出力として使用できます。
ユーザサイドのプログラミングに役立つサンプル(ソース)プログラムも充実
■PWMパルス出力動作
パソコンプログラムの指令により、24ch分の高精度PWMパルスを出力します。
デフォルト設定にて、RCサーボ用として、パルス幅初期値を中立点位置の1520μsとし、最大パルス幅、最小パルス幅を制限しています。
また、一般的なPWMパルス発生源として、これらの制限を解除して使用することも可能です。
出力チャンネル数
パルス幅分解能
パルス周期
内部カウントクロック |
24ch
12bit (0~4095) 初期値 1520μs
16bit (1~65535) 初期値 50Hz
パルス周期とパルス幅の分解能を決める クロック
125KHz 250KHz 500KHz
1MHz 2MHz 4MHz 8MHz 16MHz のうち
いずれかをパソコンプログラムにて選択可能
初期値 1MHz |
■無線接続
使用無線モジュール Digi International Inc. Xbee S2C
2.4GHz帯 14チャンネルのうち1チャンネルを、親機が選択します。
日本国内の技術基準適合証明を取得した無線モジュールを使用していますので、免許申請の必要はありません。
|
日本国内専用のため海外での使用はできません。 Only for the inside of Japan
|
|
子機が1個の Point to Point 接続動作
親機と子機のセット品は、親機と子機が1対1のP2P動作です。
親機と子機は、製品ごとに固有のアドレスをもっていて、セット品以外の相手とは通信できないようになっています
子機を増設した場合
○ スター接続動作
親機と子機のセット品に、増設用子機を追加した場合は、親機に対し子機が複数台のスター型動作となります。
セット品の子機と異なるワイヤレス・デジタル入出力ユニットなどとの混在も可能です。
○ メッシュ接続動作
それぞれの子機がルータとして動作し、遠方の子機とも通信ができます。
スター型動作で、親機と直接に通信できない遠方の子機は、自動的に、途中の子機をルータとしたメッシュ接続動作となります。
■接続距離
見通し範囲で最大(実用)300mです。
途中に建物など障害物のある場所では接続距離が短くなりますが、
複数の子機を利用したメッシュ接続動作により、遠方の子機とも通信が可能です。
電波障害が発生した場合、無線接続が10秒程度中断することがありますが、
PWMパルス出力動作は、子機内部の独立した機能ですので、電波障害によりパルス幅が乱れるようなことはありません。
■通信速度
パソコンソフトからデジタル出力コマンドを発信して、子機からのデジタル入力レスポンスを受信し、
パソコンソフトにてデジタル入力データを読取るまでを1サイクルとすると、
増設子機がないP2P動作の場合、最高で毎秒20回の繰返しにて実行することができます。
子機を増設したスター型動作の場合は、子機1台あたり、0.1~0.2秒の繰返し時間となります。
なお、親機と子機が離れた位置にある場合、あるいは途中に障害物があるような応用では、1秒程度の繰返しにおさえて、
電波障害による送受信中断頻度を下げる配慮が必要となります。
■デジタル入力/出力
入力TTL 24bit 出力TTL 24bit 50極MILタイプコネクタ
**** 入出力機器接続用ケーブル脱着時の注意 ****
すべてのデジタル入力およびデジタル出力は、
5V系TTL入出力、LVTTL入出力の両方に接続できます。
入力信号は基板内部ではPULL-UPしておりませんので、接点入力を接続する場合は、
基板外部にて+3~+5Vに10KΩ程度の抵抗値にてPULL-UPする必要があります。
■電源
・親機はパソコンのUSBポートに接続(写真1)
外部電源不要
・DACS-96KSET-RCP24の子機
DACS-9600K-RCP24基板(写真2)は
付属ケーブルにてDC5V、
または別売のACアダプタから電源を供給
・DACS-96KSBX-RCP24の子機
DACS-9600KC-RCP24ユニット(写真3)は
付属ACアダプタから電源を供給
写真の入出力機器接続用50Pケーブルは
オプション品です
・電源電圧範囲 4.5V~9V(平均100mA)
バッテリ使用も可能
■寸法
・親機 DACS-96KHS ケース寸法
65×45×25mm(アンテナを除く)
・子機 DACS-9600K-RCP24 基板寸法 94×55mm(アンテナを除く)
・子機 DACS-9600KC-RCP24
ケース寸法 100×65×35mm
(アンテナ、コネクタなど
突起物は除く)
ケース裏面に固定用取付穴
3mmネジ4か所
サンプルプログラム
/ デバイスドライバ はダウンロードのページへ
■文字列による容易な操作が特長です。
■Windows PC用サンプルプログラム
ソースファイル(VC, VB) と実行ファイルを準備
FTDI社のUSB-ICを組込んでいる他社製品との同時使用について
■デバイスドライバ対応OS
Windows 11,10, 8(8.1), 7(64/32bit)
|
データ送受信プログラミングは、DACSの全USBインターフェイス製品で
同じです。他製品のサンプルプログラム(VC, VB, C#)も参考になります。
■ラズベリーパイ (Raspberry Pi) での動作情報 詳細はこちら
|