Python言語で
DACSのWi-Fi機器(DACS-9600N)を操作
その3   PWMパルス出力サンプルプログラム

  Python の動作環境を準備してください。 対象となるバージョンは 3.9 です(2021年1月時点)。

  DACS-9600Nシリーズのデバイスが接続できている環境があるものとします。

PWMパルス出力サンプルプログラムの準備

  こちらをダウンロードしてください -- Python Wi-Fi接続 PWMパルス出力サンプルプログラム(4KB)
  解凍して、サンプルプログラム d96wfrcp.py を適当なフォルダに格納します。

  (動作条件) DACS-9600N-RCP24 シリーズを対象としています。

Python でDACS-9600N-RCP24 のPWMパルス出力を操作

  サンプルプログラム d96wfrcp.py の d96wfIPadd = '192.168.0.42' 行の IPアドレス指定を、 デバイスに設定しているIPアドレスに変更してください。初期設定で接続の場合は '192.168.96.10' に変更してください。
  0x2616 はソケット番号です。このまま変更しないでください。

  コマンドプロンプトを開いて、ディレクトリを d96wfrcp.py のあるフォルダに移動し、 d96wfrcp.py と入力してサンプルを実行します。 これで、DACS-9600N-RCP24機器とデータの送受信ができるようになります。
  デバイスと接続できると、24chすべてのデジタル出力がRCサーボ用のパルス出力になります。(パルス周波数 50Hz、パルス幅 RCサーボの中心位置 1520μs)
  画面には、Aグループ0番チャンネルのパルス幅、デジタル入力状態(bit23~0を16進数表示)、Bグループ0番チャンネルのパルス幅 を表示します。

  W0000000 などのコマンド文字列を入力し enter を押すと、 デバイスにコマンドを送信し、デバイスからの応答を表示して後、再び連続してパルス幅などの表示を実行します。

  表示チャンネルの切換方法   例 A,0(enter) などをキー入力します。
    Aグループの切換え   A,n(enter)   n: チャンネル番号 0~11
    Bグループの切換え   B,n(enter)   n: チャンネル番号 0~11

  パルス幅の操作方法   例 A,0,-100(enter) などをキー入力します。
    Aグループの指定   A,n,XXXX(enter)   n: チャンネル番号 0~11   xxxx:中心からの変位
    Bグループの指定   B,n,XXXX(enter)   n: チャンネル番号 0~11   xxxx:中心からの変位
    表示チャンネルも変わります。
    パルス幅の上限値と下限値をプログラム中の定数で設定しています。

  enter のみを押すと、プログラムを終了します。

  デジタル入力を使用して画面表示チャンネルのパルス幅の増減操作ができます。デジタル入力で操作すると、画面に表示しているパルス幅も変化します。

操作対象チャンネルは、Aグループの上記操作で指定したチャンネルとなります。
デジタル入力lowにて連続して増減します。(無接続の場合はHigh、0VとcloseにてLow)
デジタル入力 bit0: +1 / bit1: +2 / --- / bit7: +128
デジタル入力 bit8: -1 / bit9: -2 / --- / bit15: -128

  処理内容の詳細は、
    プログラムに詳しく注釈を記述していますので、そちらをご覧ください。

(完)

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