USB接続デジタル入出力ボード DACS-1700K-STD は、パソコンのUSBポートに接続して、
パソコンから送信するコマンドにより、デジタル入出力合計104bitの入出力制御と、
カウンタ制御およびカウンタ値の読取りを実行するボードです。
このほかにも、出力フェイルセーフ機能、入力トリガ送信機能をもった、多機能DIOボードです。
文字列による容易な操作と、FPGA制御による高速かつ正確な入出力タイミングが特長です。
ユーザサイドのプログラミングに役立つサンプル(ソース)プログラムも充実
デジタル入出力はLVTTL入出力に接続できます 。
(注) 5V系TTLにも接続可能ですが、5V系に接続する場合は、取扱説明書(入出力信号仕様欄)の注意事項を必ずご確認ください。
このボードをUSBに接続すると、
アプリケーションプログラムからは、高速版増設COMポートとして扱うことができます。
たとえば、標準にてCOM1とCOM2をもっているパソコンでは、
COM3以降がこのボードに対応する増設COMポートとなります。
また、ダイレクト版とよばれているデバイスドライバを使用すると、
COMポートではなく、独自のUSBデバイスとして使用することができ、
この場合は、ドライバ独自関数を用いて、基板とのREAD/WRITEを実行することになります。
いずれの方法でも、パソコンからは、たとえば W02A5B67 といった
簡単なアスキーコードの文字列を送信して、
ボードのデジタル出力(24bit分)を設定し、ボードからはこの応答として、
たとえばR01C4D58 といったコードを返して、ボードのデジタル入力状態(24bit分)を通知します。
■合計104bitのTTLデジタル入出力 USBデジタル入出力の速度を解説
■ デジタル入力の変化により、PCへ自動的に入力データを送信する、
入力トリガ送信機能を搭載。トリガ対象bit、変化方向も設定できます。
■ 一定時間以内に、PCからのコマンド送信がないと、
フェイルセーフ機能により、デジタル出力を、あらかじめ設定した状態に
することもできます。フェイルセーフ移行時間も任意に設定できます。
■カウンタ機能
カウンタ個数
カウンタビット長
動作モード
入力最高周波数
その他の機能
基準クロック出力 |
4個
各32bit
エンコーダ信号A/B相入力モード
UP/DOWNカウントモード
パルス周期および幅計測モード
エンコーダ信号A/B相入力モード 1.5MHz
UP/DOWNカウントモード 3MHz
最終カウント値指定可能 分周パルス出力機能
基準クロック出力 1MHz
周波数計測ゲート信号用 0.5Hz
テスト用A/B相信号出力 1KHz
周波数確度 ±0.01% (0~50℃ ±100ppm) |
カウンタのご使用前に、こちらの解説(FRQ)がお役に立ちます
■外部電源不要。
基板上の3Pコネクタはアダプタ基板を接続する場合の電源出力用。
■グループ1 デジタル入力/出力
入力 LVTTL 24bit 出力 LVTTL 24bit 50極MILタイプコネクタ
グループ2 デジタル入力/出力
入力 LVTTL 24bit 出力 LVTTL 24bit 50極MILタイプコネクタ
グループ3 デジタル入力/出力
入出力共用 LVTTL 8bit 10極MILタイプコネクタ
接点入力を接続する場合は、
基板外部にて+2V~+3Vに10KΩ程度の抵抗値にてPULL-UPする必要があります。
■基板寸法 94×88mm
サンプルプログラム / デバイスドライバ はダウンロードのページへ
■文字列による容易な操作が特長です。
■マルチデバイス対応 (PC 1台に複数台を接続可能)
DIPスイッチでID番号設定
■デジタル入出力およびカウンタテスト用 Windows サンプルプログラム
ソースファイル(VC,VB,C#) と実行ファイルを準備
FTDI社のUSB-ICを組込んでいる他社製品との同時使用について
■デバイスドライバ対応OS
Windows 11,10, 8(8.1), 7(64/32bit)
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データ送受信プログラミングは、DACSの全USBインターフェイス製品で
同じです。他製品のサンプルプログラム(VC, VB, C#)も参考になります。
■Python での操作はこちらへ
■人気の コンパクト コンピュータ
ラズベリーパイ (Raspberry Pi) で動作
詳細はこちらへ
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