親機をパソコンのUSBに接続し、子機の電源を入れるだけで、無線接続は自動で完了します。
アプリケーションプログラムからは、カウンタ機能をもった子機を、USBデバイスとして使用することができます。
文字列による容易な操作と、FPGAを使用した正確かつ安定したカウンタ制御が特長です。
入力24bit出力24bitのうち、カウンタ機能に使用していない入出力は、汎用デジタル入出力として使用できます。
ユーザサイドのプログラミングに役立つサンプル(ソース)プログラムも充実
■カウンタ動作
子機には32bit長のカウンタ3個を内蔵しています。
各カウンタは、カウントクロックとカウント方向入力によるUP/DOWNカウントのほか、
エンコーダA相/B相信号によるカウントも可能です。
また、全カウンタに、パルス幅とパルス周期を読取る機能があります。
入力フィルタリング機能により、カウント入力信号にリンギングとかチャタリングがあった場合でも、
任意のフィルタ時間設定で、これらの影響を除去して、正確なカウントができるようになっています。
カウンタのご使用前に、こちらの解説(FRQ)がお役に立ちます
カウンタ個数
カウンタビット長
動作モード ・ ・
入力最高周波数 ・
その他の機能 ・ ・ ・ ・ ・
基準クロック出力 |
3個
各32bit
エンコーダ信号A/B相入力モード
UP/DOWNカウントモード
パルス周期および幅計測モード(全カウンタ)
エンコーダ信号A/B相入力モード 500KHz
UP/DOWNカウントモード 1MHz
最終カウント値指定可能
分周パルス出力機能あり(LV-TTL専用出力)
エンコーダZ相による原点設定
カウント入力フィルタリング機能
フィルタ設定範囲 1μs--16ms
入力極性設定
基準クロック出力 1MHz
周波数計測ゲート信号用 0.5Hz
テスト用A/B相信号出力 1KHz
各出力の周波数確度 ±0.01%(0~50℃ ±100ppm) |
■無線接続
使用無線モジュール Digi International Inc. Xbee S2C
2.4GHz帯 14チャンネルのうち1チャンネルを、親機が選択します。
日本国内の技術基準適合証明を取得した無線モジュールを使用していますので、免許申請の必要はありません。
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日本国内専用のため海外での使用はできません。 Only for the inside of Japan
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子機が1個の Point to Point 接続動作
親機と子機のセット品は、親機と子機が1対1のP2P動作です。
親機と子機は、製品ごとに固有のアドレスをもっていて、セット品以外の相手とは通信できないようになっています
子機を増設した場合
○ スター接続動作
親機と子機のセット品に、増設用子機を追加した場合は、親機に対し子機が複数台のスター型動作となります。
セット品の子機と異なるワイヤレス・デジタル入出力ユニットなどとの混在も可能です。
○ メッシュ接続動作
それぞれの子機がルータとして動作し、遠方の子機とも通信ができます。
スター型動作で、親機と直接に通信できない遠方の子機は、自動的に、途中の子機をルータとしたメッシュ接続動作となります。
■接続距離
見通し範囲で最大(実用)300mです。
途中に建物など障害物のある場所では接続距離が短くなりますが、
複数の子機を利用したメッシュ接続動作により、遠方の子機とも通信が可能です。
電波障害が発生した場合、無線接続が10秒程度中断することがありますが、
カウンタ動作は、子機内部の独立した機能ですので、電波障害によるカウンタ機能への影響はありません。
■通信速度
パソコンソフトからデジタル出力コマンドを発信して、子機からのデジタル入力レスポンスを受信し、
パソコンソフトにてデジタル入力データを読取るまでを1サイクルとすると、
増設子機がないP2P動作の場合、最高で毎秒20回の繰返しにて実行することができます。
子機を増設したスター型動作の場合は、子機1台あたり、0.1~0.2秒の繰返し時間となります。
また、複数のカウンタ値を1文字列で同時に読取るコマンドを準備しており、
カウンタ値読取りサイクルを短縮できるようになっています。
■デジタル入力/出力
入力TTL 24bit 出力TTL 24bit 50極MILタイプコネクタ
**** 入出力機器接続用ケーブル脱着時の注意 ****
すべてのデジタル入力およびデジタル出力は、
5V系TTL入出力、LVTTL入出力の両方に接続できます。
入力信号は基板内部ではPULL-UPしておりませんので、接点入力を接続する場合は、
基板外部にて+3~+5Vに10KΩ程度の抵抗値にてPULL-UPする必要があります。
■電源
・親機はパソコンのUSBポートに接続(写真1)
外部電源不要
・DACS-96KSET-CNTの子機
DACS-9600K-CNT基板(写真2)は
付属ケーブルにてDC5V、
または別売のACアダプタから電源を供給
・DACS-96KSBX-CNTの子機
DACS-9600KC-CNTユニット(写真3)は
付属ACアダプタから電源を供給
写真の入出力機器接続用50Pケーブルは
オプション品です
・電源電圧範囲 4.5V~9V(平均100mA)
バッテリ使用も可能
■寸法
・親機 DACS-96KHS ケース寸法
65×45×25mm(アンテナを除く)
・子機 DACS-9600K-CNT 基板寸法 94×55mm(アンテナを除く)
・子機 DACS-9600KC-CNT
ケース寸法 100×65×35mm
(アンテナ、コネクタなど
突起物は除く)
ケース裏面に固定用取付穴
3mmネジ4か所
サンプルプログラム
/ デバイスドライバ はダウンロードのページへ
■文字列による容易な操作が特長です。
■カウンタ機能テスト用Windows版サンプルプログラム
ソースファイル(VC, VB) と実行ファイルを準備
DIOソフトウェア機能はDACS-9600K標準版と同じ仕様です。
FTDI社のUSB-ICを組込んでいる他社製品との同時使用について
■デバイスドライバ対応OS
Windows 11,10, 8(8.1), 7(64/32bit)
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データ送受信プログラミングは、DACSの全USBインターフェイス製品で
同じです。他製品のサンプルプログラム(VC, VB, C#)も参考になります。
■ラズベリーパイ (Raspberry Pi) での動作情報 詳細はこちら
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