USB接続デジタル&高精度アナログ 絶縁入出力 82ADAは、
パソコンのUSBポートに接続して、パソコンから送信するコマンドにより、
アナログ入力(2ch)のAD変換、アナログ出力(2ch)のDA変換、
デジタル入力24bitと出力24bitのデジタル入出力信号を制御するユニットです。
デジタル入出力については、拡張コマンドを利用すれば、
48bitすべての入出力方向を任意に設定し、たとえば全bitを出力にて使用することも可能です。
このユニットをUSBに接続すると、
アプリケーションプログラムからは、高速版増設COMポートとして扱うことができます。
たとえば、標準にてCOM1とCOM2をもっているパソコンでは、
COM3以降がこのボードに対応する増設COMポートとなります。
また、ダイレクト版とよばれているデバイスドライバを使用すると、
COMポートではなく、独自のUSBデバイスとして使用することができ、
この場合は、ドライバ独自関数を用いて、基板とのREAD/WRITEを実行することになります。
いずれの方法でも、パソコンからは、たとえば W02A5B67 といった
簡単なアスキーコードの文字列を送信して、
ボードのデジタル出力(24bit分)を設定し、
ボードからはこの応答として、たとえば R01C4D58 といったコードを返して、
ボードのデジタル入力状態(24bit分)を通知します。
ユーザサイドのプログラミングに役立つサンプル(ソース)プログラムも充実
■主なコマンド
(a) デジタル入出力モード
24bitのデジタル出力を行い、24bitのデジタル入力を読取ります。
(b) デジタル入出力方向指定
48bitのデジタル入出力方向をbit単位にて指定します。
(c) AD変換実行モード
2ch(16bit)のAD変換を、指定サンプリング数(最大1000)実行します。
デジタル入力OFF->ONの変化にてAD変換を開始する機能もあります。
(d) AD変換サンプリング周波数指定
AD変換の繰返し周波数を指定します。指定範囲 400Hz~500KHz
AD/DA連係動作のときは、最高周波数 20KHz
(e) DA変換実行モード
2ch(12bit)のDA変換出力を実行します。
(f) AD/DA連係動作
AD変換とDA変換を同期させて同時実行します。
あらかじめEEPROM(82ADA内部の不揮発性メモリ)に登録している
DAパターンデータを、AD変換サンプリングクロックに同期して出力。
システム応答の検査、センサ特性試験、探査システムなどに有効。
DAパターンデータは任意のパターンを登録することが可能です。
82ADAでは、USBインターフェイスと内部デバイス間のデータ転送に、
1.3Mbps の高速ボーレートを使用しています。このボーレートをアプリケーションプログラムで設定する方法は、
下記の各言語で記述したサンプルプログラムを参照してください。
アプリケーションソフト側で、このボーレートが設定できない場合は、
シリアル通信の標準的な 115.2Kbps に変更して使用することもできます。
■外部電源不要。
USBケーブルを通じてパソコンから必要な電源を供給します。
■デジタル入力TTL24bit デジタル出力TTL24bit 50極MILタイプコネクタ
**** 入出力機器接続用ケーブル脱着時の注意 ****
拡張コマンドを使用して、入出力方向を任意に設定可能。
入力信号は内部3.3V電源に、約100KΩでPULL-UPしています。
必ずご確認ください
接点入力に接続する場合は、基板外部にて+3~+5Vに、10KΩ程度の
抵抗値で、確実にPULL-UPする必要があります。
■アナログ入力 分解能 16bit 2ch DC~100KHz
フルレンジ入力電圧範囲は3種類
±12.5mV,±125mV,±1.25V をジャンパ 設定にて選択
差動入力
同相入力電圧範囲 はこちらをご確認ください。
シングルエンド正負極性入力も可能。
許容最大入力電圧 ±30V の安心設計
■アナログ出力 分解能 12bit 2ch
フルレンジ ±10V の正負極性出力
アナログ入力、出力共に出荷時キャリブレーションを実施しています。
誤差の詳細は取扱説明書をご覧ください。
■磁気結合回路により
USBインターフェイスとデジタル/アナログ入出力回路を絶縁。
■コンパクトなケース寸法 99×75×42.5mm (82ADA-KC)
コンパクトな基板寸法 94×55mm (82ADA-BD)
信頼性の高いガラスエポキシ4層基板を採用しています。
サンプルプログラム / デバイスドライバ はダウンロードのページへ
■文字列による容易な操作が特長です。
■マルチデバイス対応 (PC 1台に複数台を接続可能)
DIPスイッチでID番号設定
■デジタル入出力およびカウンタテスト用 Windows サンプルプログラム
ソースファイル(VC,VB,C#) と実行ファイルを準備
FTDI社のUSB-ICを組込んでいる他社製品との同時使用について
■デバイスドライバ対応OS
Windows 11,10, 8(8.1), 7(64/32bit)
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データ送受信プログラミングは、DACSの全USBインターフェイス製品で
同じです。他製品のサンプルプログラム(VC, VB, C#)も参考になります。
■Python での操作はこちらへ
■人気の コンパクト コンピュータ
ラズベリーパイ (Raspberry Pi) で動作
詳細はこちらへ
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