フォトMOSリレー出力
 

  フォトMOSリレー出力は、無接点リレー出力ともよばれています。
  機械式リレー接点出力と同様、比較的容易に使用できる出力形式です。

極性があるタイプと無極性タイプがあります

  弊社製品では、DACS-1550 の出力は有極性(直流回路のみ)となっています。
DACS-2550-M/M24 では無極性(交流回路も使用可能)となっています。

ONのとき

  ONのときの抵抗値は、DACS-1550 で 最大 0.11Ω と、 大変に小さな値となっていますので、機械式リレー接点と大差なく使用することができます。
DACS-2550-M/M24、DACS-2550-H/H24 でも 最大1Ω という小さな値です。

  最大出力電流に注意してください。(各基板の説明書に記述しています。)
基板上に使用しているフォトMOSリレーの最大許容電流値よりも、基板仕様上の最大電流値が小さくなっているのは、 基板配線幅による電流制限のためです。最大電流を超えて使用すると、基板パターンの過熱、デバイス破壊などのトラブルが生じます。

OFFのとき

  最大電圧に注意してください。(各基板の説明書に記述しています。)
最大電圧を超える電圧をかけた場合、フォトMOSリレーが壊れます。 ソレノイド、リレーなどの誘導負荷を接続する場合は、ONからOFFに変化する場合に発生するスパイク電圧を、 適切に防止するようにしてください。 直流負荷の場合は、ダイオードをソレノイドなどの両端子間に(通電方向とは逆方向に)接続すると効果があります。 このようなスパイク電圧が最大電圧を超えた場合でも、フォトMOSリレーが壊れます。 デバイス破壊のもっとも多い原因が、過大なスパイク電圧に関係しています。

応答速度

  フォトMOSリレー出力は、TTL出力とかオープンコレクタ出力よりも、 スイッチング速度が遅いことに注意してください。1~10ms程度の応答速度となります。

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